ゼロ秒思考のメモを1週間続けた結果、実感した2つの小さな効果について

雑記

こんにちは、まるです。
言語化が苦手な私が、赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」で紹介されているメモを1週間続けてみました。その結果、思考の整理と言語化に関する2つの小さな効果を感じることができたので、実践内容と効果を紹介したいと思います。

言語化が苦手

社内会議、クライアントとの打ち合わせ、家庭での会話、友人との雑談など、至る所で自分の考えがモヤモヤしたまま上手く話せず終わってしまうことや、後から「こういえば良かった」と後悔することが多々ありました。
その度に危機感を抱いてはいたのですが、恥ずかしながら具体的な行動は特に行わないままでした。

「ゼロ秒思考」との出会い

ある日、ふと見かけた「ゼロ秒思考」という本に目がいき、なんとなく手に取り読み始めました。本書の冒頭には、次のような文章が書かれていました。

一生懸命考えているつもりで、実際は立ち止まっている、という人が意外に多い。 前に進まない。あるいは、空回りする。気になることがあると、頭がうまく働かず、考えがなかなか深くならない。考えようとしても、目の前の別の課題が目に浮かぶ。集中して考えることができない。行ったり来たりで結論を出せず、時間をかけても深掘りできず、堂々巡りすることになる。
深く考えるという以前に、少しでも前向きに考えられればまだましだ。迷う時は、ああでもない、こうでもない、と課題の入口で思い悩み、深く考えるどころか一歩も前に進まない。ずいぶん考えた、考え疲れたと思っても、少しも前進できていない。

引用:ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング(赤羽 雄二)はじめに

この部分はまさに今の自分のことを言われているようで、直感的にこの本は読むべきだと思いました。本書を読み、私は「ゼロ秒思考」とは、適切な意思決定を瞬時に実施することと理解しました。適切な意思決定のためには、

  • 現状の把握
  • 課題の整理
  • 課題に対する解決策

が必要となり、それぞれを瞬時に行わなければなりません。この状態を本書では最終到達点と位置づけ、そこに向かうためのメモの取り方を解説しています。

「ゼロ秒思考」のメモ実践方法

メモの取り方はシンプルです。

  • A4用紙を横に置く。
  • 左上にメモのタイトルを、右上には年月日を記載する。
  • タイトルに対してメモを4~6行、各行20文字~30文字で書く。
  • タイトルの記載を含めてメモの時間は1分。
  • メモは1日10枚書く。
  • 頭に考えが浮かんだらいつでもメモを取れるようにA4用紙を持ち歩く。

私は以下のような形でメモを取ることとしました。

  • 10枚1セットとして、1日の中で集中して実施する(常にA4用紙を持ち歩く生活は続けられないと判断)。
  • メモとメモのインターバルは紙の用意も含め15秒とする。
  • 生活の中でタイトル案が浮かんだ時はスマホにメモを取るようにした。

1週間続けた結果

メモを続けて1週間になりますが、驚くべきことに小さな効果を2つ実感することができました。

  1. 紙に書くことで思考のイメージが頭の中で明確になり、記憶に定着する感覚を味わえました。例えば、「子どもの教育で気を付けたいこと」に対して、普段の生活で漠然と思うことはあったのですが、「物事に関心を持つようになったら、なるべく同じ目線で一緒に楽しむ」、と書くと、その情景が頭の中で思い浮かび、考えが記憶に残り続けました。
  2. 会話の中で若干ではありますが、話す前に言葉が頭の中で浮かびやすくなった感覚がありました。メモした話題とは異なる話でも、この感覚を覚えられたのには驚きました。 

メモをしていて気になった点としては、

  • タイトル記載時に最初の1行目のメモ内容を考えていても、それ以降は時間がかかりメモの総量は2~3行となることがほとんどでした。全く思いつかず、そのままペンが止まることもありました。
  • 後半のメモのタイトルがこれまでに取ったメモと似てくる事態に陥りました。ただ、本書の中で豊富にタイトル例が用意されているので、これについては問題ありません。

本書で取り上げられているタイトル例の一部です。

  • どういう時、頭が良く整理できるか?
  • 頭が整理できると何がいいのか?
  • 頭が整理できないとどうして困るのか?
引用:ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング(赤羽 雄二)第3章 ゼロ秒思考をつくるメモの書き方

継続による更なる効果を目指して

今回はゼロ秒思考のメモを1週間続けた結果、実感した2つの小さな効果について記載しました。1週間で何らかの効果を実感できるとは思っていなかったので、驚いています。冒頭の問題はまだまだ解決に至っていませんので、今後も継続し、また途中経過をお伝えしていきます。

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